久しぶりに見かけた「空の広告」──アドバルーン(気球広告物)ってご存知ですか?

コラム


今日、かなり久しぶりに、空に浮かぶ“バルーン広告”を見かけました。遠くからでも目に入り、「あ、まだ現役なんだ」と思わず見上げた方もいらっしゃるかもしれません。

この広告は一般に 「アドバルーン(広告気球)」 と呼ばれます。行政の手引き等では、屋外広告物の一種として 「気球広告物」 という分類名で扱われることもあります。


アドバルーンは、いつからある?

「昭和の風景」という印象が強い一方で、日本での登場は想像以上に古く、少なくとも 1913年(大正2年) には実例が確認されています。

たとえば初期事例として、1913年(大正2年)に中山太陽堂が化粧品名入りの軽気球を“日本橋や大阪”に揚げた ことが紹介されています。

さらに広告手法としての広まりという点では、1916年(大正5年)1月、福助が阪神鳴尾で大型アドバルーンを揚げて注目を集めた という記述もあり、黎明期から話題性の高い媒体だったことがうかがえます。


いま見ても「強い」理由

アドバルーンの強みは、SNS広告やデジタルサイネージとは別ベクトルの“体験”にあります。

  • 視線を奪う:空にあるだけで、反射的に見上げさせる力があります。
  • 場所の合図になる:イベント会場・店舗オープン・セールなど、「ここでやっている」が一瞬で伝わります。
  • 話題化しやすい:写真を撮りたくなる=投稿につながる余地があります。

「今日たまたま見かけた」こと自体が、媒体としての“発見性”の証拠とも言えます。


代理店として押さえたい運用ポイント

一方で、アドバルーンは“上げれば勝ち”ではありません。屋外広告物としての取り扱いや安全面の配慮が前提になります。

企画段階では、少なくとも次をセットで設計すると安心です。

  • 掲揚(けいよう)場所と視認導線(どこから見えるか)
  • 掲載期間(「いつ上がっているか」を明確に)
  • 記載内容(短く、遠目で読める言葉に)
  • 当日の運用(風・雨天時の判断と連絡フロー)

まとめ:古いのに、新しい。「空の広告」はまだ武器になる

アドバルーンは、1913年(大正2年) という早い時期から日本で使われてきた、歴史ある屋外広告のひとつです。
そして“久しぶりに見た”と感じさせるいまだからこそ、うまく企画すれば、むしろ新鮮に刺さります。

「地域で一気に認知を取りたい」「イベントを確実に見つけてもらいたい」──そんな時に、空を使う選択肢を思い出してみてください。

(広報担当)

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