【屋外看板業界】専門用語解説

屋外広告

本記事では、屋外看板で頻出するキーワードを50個ピックアップし、わかりやすく解説します。

1. 袖看板(突き出し看板)

建物の壁面や柱から道路側へ直角に突き出すように設置する看板。通りに沿って歩く人の目に入りやすく、両面から視認できるのが特徴です。店舗の存在を知らせるのに効果的な広告手段です。

2. 自立看板(ポール看板)

地面に設置した支柱に看板を取り付けるタイプ。高所に設置できるため遠方からの視認性が高く、主に店舗や施設の案内に使用されます。

3. 壁面看板

建物の外壁に直接設置する看板。店舗名やロゴなどを表示し、建物との一体感を出しやすいのが特徴です。

4. ファサード看板

建物の正面(ファサード)に設置する看板。主に入口上部に配置され、店舗の顔となる重要なアイテムです。欄間看板(らんまかんばん)とも呼ばれます。建築物と調和したデザインが求められます。

5. 野立て看板(のだてかんばん)

道路脇など、建物から離れた場所に独立して設置する看板。通行者や車からの視認性が高く、広告効果が大きいのが特徴です。

6. 屋上看板

建物の屋上に設置する大型看板。高所からの視認性が高く、遠方からも目立つため、広範囲に情報を発信できます。

7. A型看板(スタンドサイン)

A字型の枠に看板を取り付けた可動式の看板。設置・撤去が容易で、臨時の案内や店頭での宣伝に適しています。

8. I型看板(スタンドサイン)

縦長の支柱を持つ自立式の看板。安定した設置が可能で、公共施設の案内などに使用されます。

9. 注水台

水を入れて重量を増やし、安定性を高めるスタンド台。A型看板などの安定性を向上させるために使用されます。

10. バナースタンド

布製のバナー(横断幕や垂れ幕)を掲示するための支柱と台座からなるスタンド。イベントや展示会で多用されます。

11. バックパネルスタンド

背景パネルを支えるスタンド。記者会見、展示会やイベントのブースで背景に会社ロゴなどを配置して使用されます。

12. 発泡ボード

軽量で加工しやすい発泡スチロール製の板材。仮設看板や室内用サインに使用されます。

13. 懸垂幕(けんすいまく)

建物の外壁などから垂直に吊り下げる布製の幕。イベント告知やキャンペーン案内などに使用されます。

14. 横断幕(おうだんまく)

道路や建物の壁面などに水平方向に設置する布製の幕。イベントや催事の案内に使用されます。

15. ハト目

布製の横断幕や懸垂幕に取り付ける金属製のハトメ。紐を通して取り付けるために使用します。

16. 太鼓のれん

中央部が膨らんだ円筒形の布製看板。和風店舗の入口などに設置され、営業中であることを示します。

17. スタンドサイン

自立式の看板全般を指す言葉。様々な形状があり、店頭や施設内の案内に使用されます。

18. ウイングのぼり

両側に突き出た羽根状の部品を持つのぼり旗。風に強く、視認性が高いのが特徴です。

19. 電飾看板(内照式)

内部に光源を内蔵し、表示面を内側から照らす看板。夜間でも視認性が高く、24時間営業の店舗などに適しています。

20. 外照式看板

外部から照明で照らす看板。投光器などを使用して看板面を照らします。近年LEDタイプが増えています。

21. チャンネル文字(立体文字)

金属やアクリルで作られた立体的な文字看板。内部にLEDなどの光源を入れることもあります。

22. カルプ文字

発泡スチロールなどを切り出して作る軽量な立体文字。コスト面で優れています。

23. カッティングシート

粘着性のあるシート状の素材を文字や図形に切り抜いて貼り付けるサイン材料。様々な色や質感があり、汎用性が高いです。

24. インクジェット出力

大判プリンターを使用して、看板用の印刷物を作成する手法。フルカラー印刷が可能です。

25. ラミネート加工

印刷物の表面にフィルムを貼り付けて保護する加工。耐候性や耐水性を向上させます。

26. アクリル板

透明性と加工性に優れた樹脂板。看板の表示面や立体文字などに使用されます。

27. アルミ複合板(アルポリ)

アルミ板と樹脂板を貼り合わせた複合素材。軽量で耐候性に優れ、屋外看板に多用されます。

28. スチールパネル

鉄製のパネル。強度があり大型看板に適していますが、防錆処理が必要です。

29. トタン看板

亜鉛メッキ鋼板(トタン)を使用した看板。低コストながら耐久性があり、昔からある伝統的な看板素材です。

30. ターポリン

ビニールなどの防水性のある布地。横断幕や大型バナーなどに使用されます。

31. 塩ビシート

塩化ビニール製のシート材。印刷適性が高く、様々な看板に使用されます。

32. 防炎加工

燃えにくくする加工。布製看板や幕類に施され、消防法で義務付けられる場合があります。

33. 耐候性インク

紫外線や風雨に強いインク。屋外看板の印刷に使用され、色あせを防ぎます。

34. UV印刷

紫外線(UV)を使用して特殊インクを硬化させる印刷方法。耐候性・耐水性に優れています。

35. ラスタープリント

画像を点(ドット)の集合体として印刷する方法。写真やグラデーションの表現に適しています。

36. 反射シート

光を反射する特殊なシート材。夜間でも視認性が高く、交通標識などに使用されます。

37. 高輝度シート

特に反射率の高いシート材。暗い場所での視認性に優れています。

38. LED照明

発光ダイオードを使用した照明。省電力で長寿命、様々な色調が可能なため、電飾看板に多用されています。

39. ネオン管

ネオンガスなどを封入したガラス管。通電すると発光し、独特の雰囲気があるため、飲食店などで使用されます。

40. アンカー固定

コンクリートなどにドリルで穴を開け、金属アンカーを打ち込んで固定する方法。

41. 溶接加工

金属部品を熱で溶かして接合する加工法。金属製看板のフレームなどの製作に使用されます。

42. 取付金具(ブラケット)

看板を壁面などに取り付けるための金具。様々な形状があり、用途に応じて選択します。

43. 高所作業車

高い場所での作業に使用する特殊車両。看板の設置やメンテナンスに必要です。

44. 設置工事

看板を設置するための工事。基礎工事、取付工事などがあります。

45. 点検整備

設置された看板の安全性を定期的に確認し、必要に応じて補修を行う作業。

46. 屋外広告物申請

看板を設置する際に必要な行政手続き。自治体によって基準や手続きが異なります。

47. 屋外広告物条例

屋外広告物の設置に関する規制を定めた条例。景観保全や安全確保を目的としています。自治体ごとに定められており、設置場所や大きさ、デザインなどに制限があります。

48. 表示面積

看板の表示部分の面積。屋外広告物条例では、この面積によって申請区分や手数料が変わることがあります。

49. 高さ制限

看板を設置できる高さの上限。景観保全や安全確保のために条例で定められています。

50. 景観規制

周囲の景観と調和した看板設置を求める規制。特に歴史的な地区や観光地で厳しく設定されています。

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