LINEとPayPayがこの夏連携——「送金のためだけにアプリを開く」が終わる

コラム

LINEとPayPayが、この夏以降本格的に連携するという。LINEポイントは無期限のPayPayポイントに統合され、LINEアプリの中からPayPayの決済・送金機能を呼び出せるようになる見込みだ。ポイントの失効を気にする手間と、送金のためだけに別アプリを立ち上げる手間、その両方が同時に解消されそうな話として受け止めている。


LINE Payが終わり、PayPayへ一本化された流れ

振り返ると、この統合は突然決まったわけではない。LINE Payは2025年4月30日にサービスを終了しており、送金・決済機能はPayPayへ段階的に移管されてきた。LINEとPayPayはともにLINEヤフーグループの中核サービスであり、決済基盤を一本化することでシステムの重複コストを減らし、ユーザー体験も統一する狙いがあったと見られる。LINE Payを日常的に使っていた人にとっては、乗り換え先が定まらない期間が続いていたはずで、今回の連携強化は、ようやくその答えが形になったものと言えそうだ。


ポイントは無期限に、失効の心配から解放される

今回の統合で特に注目したいのが、LINEポイントが無期限のPayPayポイントへ統合される点だ。LINEポイントには有効期限があり、うっかり失効させてしまった経験がある人も少なくないと思う。LINEショッピングでの買い物やLINEポイントクラブのミッションでコツコツ貯めたポイントが、PayPayポイント側に一本化されることで、期限切れを気にせず貯め続けられるようになる。細かい失効の心配がなくなるのは、地味だが体感の大きい変化だと感じる。


LINEミニアプリから、電話番号もIDも確認せず送金できる

もう一つの大きな変化が、LINEミニアプリを通じた送金機能だ。PayPayとの連携によって、かつてのLINE Payのように、LINEの友だちへ簡単に送金できる仕組みが復活する見込みとなっている。しかも今回は、送金相手の電話番号やPayPay IDをあらためて確認する必要がない設計になるようだ。

  • 割り勘の精算をLINEのトーク画面から直接送れる
  • 送金のたびに相手のPayPay IDを聞き直さなくていい
  • LINEミニアプリ経由なのでアプリの切り替えが発生しない

友人同士のやり取りで一番面倒なのは、金額の計算そのものより「送金手段をそろえる」工程だと思う。そこがLINEの中で完結するなら、送金のハードルはかなり下がるはずだ。


割り勘のためだけにPayPayを開く日々が変わりそうだ

食事や飲み会の精算、ちょっとした立て替えの返済——そのたびにLINEのトークを閉じてPayPayを開き直す、という動作を繰り返してきた人は多いのではないか。送金する側もされる側も、結局は「アプリをまたぐ手間」が一番のストレスだったと思う。今回の連携が実現すれば、トークを開いたままLINEの中で送金まで完結できるようになり、キャッシュレスのやり取りが今よりずっと自然になっていくはずだ。

この夏以降の詳細な発表を、期待を持って見守りたい。

(広報担当)

関連記事